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但馬鶏の鶏皮と淡路産新玉ねぎの柚子胡椒ピザ

春から初夏へと移ろう季節にふさわしい一枚としてご紹介したいのが、「但馬鶏の鶏皮と淡路産新玉ねぎの柚子胡椒ピザ」です。このピザは、一見シンプルでありながら、素材一つひとつの個性を最大限に引き出し、絶妙なバランスでまとめ上げた一皿。噛みしめるほどに広がる旨みと香り、そして軽やかな後味が印象的で、食べ進めるほどにその奥深さに気づかされます。

まず主役となるのは、兵庫県が誇る但馬鶏の鶏皮です。一般的に鶏皮というと脂っこいイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、このピザに使われる鶏皮は、丁寧に下処理を施し、余分な脂を適度に落としながら焼き上げることで、驚くほど軽やかな仕上がりになっています。高温の窯で一気に焼き上げることで、外側はカリッと香ばしく、中はジュワッと旨みを閉じ込めたジューシーな食感に。噛んだ瞬間に広がる香ばしさとコクは、まさにこのピザの核ともいえる存在です。

その鶏皮に寄り添うのが、淡路産の新玉ねぎ。日本でも屈指の玉ねぎの産地として知られる淡路島の新玉ねぎは、辛味が少なく、みずみずしい甘さが特徴です。このピザでは、あえて火を通しすぎず、さっと熱を入れることで、シャキッとした食感とフレッシュな甘みを残しています。熱が加わることでさらに引き出される自然な甘さが、鶏皮のコクと見事に調和し、全体に軽やかさと奥行きをもたらします。

そして、このピザの味わいを決定づけるのが特製の柚子胡椒ソースです。柚子の爽やかな香りと、青唐辛子のピリッとした辛味、そして塩味のバランスが絶妙な柚子胡椒をベースに、オリジナルの配合で仕上げたソースは、ただ辛いだけではなく、香りと余韻を楽しませてくれるもの。焼き上がったピザに広がる柚子の清涼感は、鶏皮の脂の旨みを引き締め、全体をぐっと洗練された印象へと導きます。

ひと口頬張ると、まず感じるのはカリッとした鶏皮の食感と香ばしさ。その直後に、新玉ねぎの優しい甘みが広がり、最後に柚子胡椒の爽やかな辛味が抜けていきます。この三位一体の流れが非常に心地よく、重たさを感じさせないため、気づけばもう一切れ、もう一切れと手が伸びてしまう魅力があります。

また、このピザはお酒との相性も抜群です。特に、すっきりとした白ワインや、柑橘系の香りを持つクラフトビール、さらには軽やかなハイボールなどと合わせることで、それぞれの風味が引き立ち、より一層楽しみが広がります。柚子胡椒のアクセントが効いているため、脂の旨みがありながらも後味はさっぱりとしており、食事のスタートにも、メインの一品としても活躍する万能な存在です。

さらに、このピザの魅力は「和」と「イタリアン」の融合にもあります。ピザというイタリア料理の代表格に、日本の食材である柚子胡椒や新玉ねぎを組み合わせることで、どこか親しみやすく、それでいて新鮮な驚きを感じさせてくれます。和の繊細な感覚と、イタリアンの力強い表現が一枚の中で見事に共存しており、食べる人に新しい発見をもたらしてくれるでしょう。

生地にもこだわりが詰まっています。高温の窯で一気に焼き上げることで、外はパリッと香ばしく、中はもっちりとした食感を実現。この生地が、具材の旨みをしっかりと受け止めつつ、全体をひとつにまとめ上げる役割を果たしています。軽やかな口当たりでありながら、しっかりとした満足感が得られるのも、このピザならではの特徴です。

季節の恵みを存分に感じられるこの一枚は、素材の良さをシンプルに、しかし最大限に引き出すことを大切にしています。派手さではなく、確かな美味しさで勝負する。そんな料理の本質を体現したピザと言えるでしょう。

「但馬鶏の鶏皮と淡路産新玉ねぎの柚子胡椒ピザ」は、素材、技法、バランス、そのすべてが高い次元で融合した一品です。香ばしさ、甘み、辛味、そして爽やかな香りが織りなすハーモニーは、一度食べたら忘れられない印象を残します。季節限定の特別な味わいとして、ぜひこの機会にお楽しみください。

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