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白魚と芽キャベツの蕗味噌ピザ

春の訪れを五感で味わう一枚――それが「白魚と芽キャベツの蕗味噌ピザ」です。まだ肌寒さの残る季節から、少しずつ柔らかな陽気へと移り変わるこの時期にこそ楽しんでいただきたい、旬の恵みをふんだんに詰め込んだ特別な一皿です。

主役となるのは、繊細で淡い旨みを持つ白魚。火を入れることでふんわりとした食感が際立ち、口に含んだ瞬間に優しい甘みが広がります。その透明感のある味わいは、決して主張しすぎることなく、全体のバランスを整える重要な存在です。そこに合わせるのが、ほのかな苦味と甘みを併せ持つ芽キャベツ。高温の石窯で一気に焼き上げることで外側は香ばしく、中は驚くほどジューシーに仕上がり、噛むほどに凝縮された旨みが溢れ出します。この二つの食材が織りなすコントラストが、ピザ全体に奥行きを与えています。

そして、このピザの味わいを決定づけるのが、シェフ特製の蕗味噌です。春の山菜であるふきのとうを丁寧に下処理し、その独特のほろ苦さを活かしながら味噌と合わせてじっくりと練り上げた一品。単なる調味料ではなく、このピザの“核”とも言える存在です。ふきのとう特有の香り高さとほろ苦さは、味噌のコクと合わさることで一層深みを増し、白魚や芽キャベツの持つ自然な甘みを引き立てます。口に入れた瞬間に広がる香りは、まさに春の野山を思わせるような清々しさ。後味にほんのり残る苦味が、次の一口を誘います。

使用するふきのとうは、福岡から採れたてを直送。収穫されたばかりの新鮮な状態で届くため、香りの強さと瑞々しさが格別です。時間が経つと失われてしまう繊細な風味を、そのまま閉じ込めるように調理することで、他ではなかなか味わえないフレッシュな蕗味噌に仕上げています。この“素材の鮮度”へのこだわりが、料理全体の完成度を一段と引き上げています。

生地にももちろん妥協はありません。高温の石窯で一気に焼き上げることで、外はパリッと香ばしく、中はもっちりとした食感に。わずか1分ほどで焼き上げることで水分を適度に保ち、具材との一体感を最大限に引き出します。蕗味噌のコク、白魚のやさしい旨み、芽キャベツの香ばしさ――それぞれが生地と溶け合い、ひとつの完成された味わいへと昇華されます。

また、このピザの魅力は“和とイタリアンの融合”にもあります。味噌やふきのとうといった和の食材を使いながらも、ピザという形で表現することで、親しみやすさと新しさを同時に感じていただけます。どこか懐かしく、それでいて新鮮。そんな感覚が、食べる人の記憶に深く残るはずです。

一口ごとに感じる季節の移ろい。最初に広がる香ばしさ、続いてやってくる白魚のやさしい甘み、そして最後にふわりと残る蕗味噌のほろ苦さ。この三段階の味の流れが、まるで春の情景を描くように口の中で展開されます。ワインと合わせるなら、軽やかな白ワインや、少しミネラル感のあるものがおすすめ。蕗味噌の風味を引き立てながら、全体をすっきりとまとめてくれます。

この「白魚と芽キャベツの蕗味噌ピザ」は、単なる一品料理ではなく、“春を味わう体験”そのものです。旬の食材を最高の状態で提供するために、仕入れから仕込み、焼き上げに至るまで細部にこだわり抜いた一枚。今この時期だからこそ味わえる、季節限定の贅沢をぜひお楽しみください。

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